宮町ウインドアンサンブル

ここ東和市にはいくつかの市民吹奏楽団がある。

地元でいちばんの進学校、東和高校のOBが中心になって結成された、その名も東和吹奏楽団。

地元有力者の多い東和高校卒業生のつてで、市民会館に専用の楽器庫を持ち、団員数も多く、外部からプロの指揮者を招いて、演奏レベルも高い。

まさに東和市を代表する市民バンド。

 

ともすると権威主義に陥りがちの東和吹奏楽団の運営に異を唱えた若手たちが手弁当で立ち上げた、TOWAシンフォニックバンド。

東和吹奏楽団とは正反対の、リベラルな雰囲気と挑戦的な演奏スタイル。

若い団員が多い。

 

そして、我が?宮町ウインドアンサンブル。

東和市の南端にある宮町中学校の卒業生が中心になって立ち上げた吹奏楽団。

東和短大の教授を務める森先生が指揮者だが、なぜ森先生が指導しているのかは、よく知らない。

東和吹奏楽団にもTOWAシンフォニックバンドにも入団しなかった(できなかった、が正しい表現かもしれない)メンバーが集まっている。

年齢や職業のバラエティはいちばん多彩だが、なんとなくおとなしい感じのひとがおおい。

和楽器の立川店長が事務局長を務めているので、お店の古くなったパーカッションなどを無料で借り受けていたりする。

 

県下3番めの東和市、その東和市の3番めの市民バンドが宮町ウインドアンサンブル。

練習はいつも宮町公民館で水曜日と日曜日の夜に行っている。